こんな時どうする!救急対応③熱中症
- RIMORANA
- 2022年6月28日
- 読了時間: 4分
夏がやってきます!!
梅雨だというのに関東では40度を超える場所もチラホラ。ついには過去最短で梅雨明けをしたそうです。(6月27日現在)
雨の量も少なく、夏場の水不足が心配ですねー。
まずは!早速!!熱中症になる原因と対処法!!
熱中症は気温の高さだけが原因ではありません! 湿度も関係してきます。

熱中症の原因、なりやすい状況
・25度以上の車内に30分以上放置
・トリミング後の長時間のドライヤー
・呼吸・心臓に疾患がある
・過度な運動(肥満体型の場合は特に)
・短頭種
・努力呼吸、けいれん(体温が急激に上昇する為)
・真夏のお散歩、外で生活している、外遊び
・閉鎖された場所に閉じ込め
など。
夏場の適温は?
猫の適温:気温27度~28度 湿度:40~60% 体温:38~39度(40度を超えると異常)
犬の適温:気温22度~26度度 湿度:50%~60%度 体温37・5~39度(40度を超えると異常)
熱中症になってしまった時のパートナーの状態
・パンティングをしながら異常にヨダレを出す。猫は口呼吸をしている時点で危険な状態
・口の粘膜色のうっ血
・元気がなく脱力している
・心拍数、呼吸数の増加
・吐き気、下痢
・ふるえ、けいれん
・体温が40度を超えている

対処法!
・人間と同じく太い血管を冷やす。 首まわり、脇の下、足の付け根の内側を布で巻いた保冷剤などをあてる。
・涼しい場所に移動
・水を飲ませる
・水または濡れタオルで体表を冷やす。
・ぐったりしてる場合は上記の対応をしながら動物病院へ
基本的に人間より体温が高いため、人間が感じる暑さよりも、すこ~し涼しく感じているのですが、湿度が高い場合はそうとも限りません!
注意していても、やはり人間とは体温も違えば体表を覆う被毛量の違うため、気が付いたら具合が悪そう!ぐったりしてる!! なんて事になっているかもしれません!!暑すぎるのも注意ですが、冷やしすぎもご注意くださいね!!
犬猫は人よりも体温が高いと言うことを忘れずに。
人が感じる「少し寒い」レベルのエアコン温度は、犬猫にとっては「ガタブル」レベルです。
エアコンの温度があまり影響しない部屋への逃げ場も準備してあげましょう。
ペットフーディストらしく、熱中症防止のおやつをご提案!!

ワンちゃんのお散歩中やお散歩後のおやつに!
・スイカ =ほとんど水分で、吸収もよく抗酸化作用、アンモニア解毒、血管拡張作用が期待できる。
・梨=水分と食物繊維が豊富。カリウムは比較的多い。食物繊維が多いため与えすぎると軟便になる
・ビワ=ブドウ糖、βーカロテン、ポリフェノールを含む。夏バテに。(種・皮は取って)
・きゅうり=ほぼ水分。銅が多いため、銅制限が必要な個体は注意。
・トマト=水分・ビタミン・抗酸化成分がある。葉、茎は犬には毒性があるので注意!
トマトスープを作って冷やし、バジルを添えて与えても◎
バジルにも、抗酸化作用・カルシウム・強壮作用があります! ※犬はほぼ噛まないで丸のみする傾向があるので、与える大きさに注意! そのままの大きさで食道閉塞する場合などがある為潰すか、細かくして与える事。
猫、犬共通のおやつ。トッピングとして
・馬肉=体温・関節・筋肉の熱を下げる。高たんぱく低脂質。亜鉛と鉄分が多い。
・お肉やお魚のゆで汁=水分補給に。
一度に大量に与えると、胃液が薄まりすぎたり、体内の水分バランスが崩れて体調を崩します。与える際は一回5~10ml/1kg程度で、頻回で与える。
・レバー=シニアや肝障害・目に障害のある犬猫に少量。いつもより多めに運動、又は、疲労がみられる場合。
※いずれも少量にする事。ドライフードを食べていて、元気に過ごしている場合には栄養素の過剰となる為不要)腎臓疾患がある場合はリン(p)が多いため獣医師に要相談
与える量は、からだの大きさによってそれぞれですが、ワンちゃんは食い溜めが出来るため与えれば与えただけ食べてしまいます。
同じものばかり大量に与えると、栄養素が偏り、その後の主食も消化が間に合わず食べない!何て事も発生しますので量には注意して下さいね。
身近な食材も気軽に楽しく、ワンちゃん猫ちゃんと一緒に楽しみながら健康的に!!!

最近外に出かけると、夕方日が沈みかけてから犬のお散歩をしている方を良く見かけます。 あ~ワンちゃん良かったね~、オーナーさんありがとぉ~と思いながら、ほくそ笑んでおります。
そう!!!昼間のアスファルトは、熱せられたフライパンです!! 人間で言うところの、真夏のビーチを素足で歩いた時の砂の熱さったら!!火傷するレベルですよね。 いくら犬の肉球は厚いと言っても熱さを感じないわけではありません。犬の肉球をもってしても、真夏の昼間のアスファルトは火傷します!!!ご注意を!!
犬や猫は人間のように汗をだして体温を下げるということが出来ません。 汗は肉球からしか出ず、冷たいところに体を当てて体の表面を冷やすことで体温を下げます。犬は加えてパンティングをして体温を下げます。 なので、出来るだけ涼しい日陰に逃げ込んだり土の上の地表面の高くない所を歩いたり
犬の場合は水に飛び込んだりして、体温が上がりすぎるのを回避しております。
外で暮らす犬は、いくら犬小屋などの日陰があっても、気温が高くなりがちなこの時期は
危険な状態になり得ますのでオーナーさんは、充分注意してあげてください。

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